「文人河上肇 ―その知性と美意識―」10月5日(土)~12月4日(水)

 

◎期間:2024年10月5日(土)~12月4日(水)

◎開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

◎休館日:月、火曜日

※祝日の場合は振替 12月2日(月)、12月3日(火)は開館

◎入館料:一般700円 / 中高生500円 / 小学生300円

※当館ウェブサイトでEチケットも販売しております。

※10名以上の団体は2割引 ※車いすで入館される方の介助者は無料

◎主催:(一財)倉敷山田コレクション きび美ミュージアム

◎後援:岩波書店、山陽新聞社、朝日新聞岡山総局

 

■2階 翰墨(かんぼく)の間「文人河上肇 ―その知性と美意識―」

河上肇は京都帝国大学教授としてマルクス経済学を推進した先駆的な学者でしたが、不幸にも治安維持法による厳しい思想弾圧を受け、教授の地位を剥奪され、5年にわたって刑に服しました。

河上肇の詩書画はくしくも服役中に開花され、その詩書画の多くは出獄後に厳しい官憲の眼が注がれる中でなされたものです。それはあたかも北宋の蘇東坡に類し、塵俗を排する心は寂厳、良寛に通じます。そして、それを支えた1人に、画家の津田青楓がありました。

今般、当館附属の一海文庫に収蔵される河上肇遺墨を軸にし、河上家御係累及び河上会の全面的な御協力をいただいて、その文学と書画の世界をご紹介いたします。

河上肇の傑出した知性、そして美意識に触れる機会にしていただければ幸いに存じます。

 

■1階 刀陶(とうとう)の間

「吉備の真髄と出会う」をテーマに、考古遺物、備前焼、刀剣を展示します。

 

■2階 有彩(ゆうさい)の間

「百花生ず 吉備彩描」をテーマに、地元作家の油彩画をご紹介。倉敷市出身の画家・河原修平が描いた静物画を展示します。

 

[関連イベント]

解説講座「文人河上肇と津田青楓の書画交流」

10月13日(日)14:00~(1時間半程度)

講師:魚住和晃(当館副館長)

会場:1階「きび美ホール」

予約不要、要入館料。

 

第8回 聴竹亭茶会「河上肇の書と出会う」

11月23日(土・祝) 第一席 11:00~、第二席 13:30~、第三席 15:00~

各席10名様(各席1時間程度を予定)

会場:「翰墨の間」および茶室「聴竹亭」(一部立礼席)

会費:2,000円(税込・ミュージアム入館料含む)

きび美倶楽部会員 1,300円(税込)

玉島松涛園の特製生菓子付き。

 

 

読游会

10月19日(土)15:00~

会場:1階「きび美ホール」

聴講希望の方は要予約、参加無料。