館長・副館長講座 第6回「玉島の繁栄の象徴である羽黒神社、その役割と境内で打たれた奉納刀と、世界一美しい磁器用赤色顔料、吹屋ベンガラからのメッセージ」

 

開催日 第6回 6月12日(日) 「岡山デスティネーションキャンペーン」企画特別講演
演 題 玉島の繁栄の象徴である羽黒神社、その役割と境内で打たれた奉納刀と、世界一美しい磁器用赤色顔料、吹屋ベンガラからのメッセージ
場 所 羽黒神社(岡山県倉敷市玉島中央町1-12-1)
内 容 物流で栄えた玉島。恵まれた備中国の豊富な物資を高瀬舟で領内の北(高梁)から南(玉島)へ。玉島で北前船に積み替えて全国各地へ流通させた。その栄華の中で羽黒神社の果たした役割と、羽黒神社の境内でうたれた比類のない刀剣の物語。原料を鉄鉱石から砂鉄へ変えることで生まれた世界最高の刃物。そしてその時岡山県人は偉大なことに気づいた。
また、吹屋ベンガラは、伊万里、九谷などの高級磁器顔料として使われ、鎖国下では誰一人外国へ行けなかった時代に、その「赤」を纏った焼き物は世界を席巻した。オランダの東インド会社の記録だけでも200万個、また一説には700万個以上輸出されていたのではないかといわれている。そのベンガラはいかにして岡山から生まれたのか。実は古墳時代の古墳の中に「再生つまり生まれ変わりに対する願望として」朱とか、ベンガラが遙か昔から生命の核心として美の最高峰の赤として生まれ、使われていた。※「大太刀おおたち めい 備前びぜん 国岡こくおか 山住やまじゅう 逸見へんみ 竹貫ちっかん 斎源さいみなもとよしたか 廿にじゅう六歳ろくさい 彫物ほりもの 同作どうさく」を披露。
講 師 臼井洋輔(きび美ミュージアム館長)

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