◎期間:2023年4月14日(金)~7月11日(火)
◎開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
◎休館日:月、火曜日
※5月1日(月)~7日(日)開館、8日(月)~11日(木)休館、7月10日(月)、11日(火)開館
◎入館料:一般700円 / 中高生500円 / 小学生300円
※10名以上の団体は2割引
※車いすで入館される方の介助者は無料
◎主催:(一財)倉敷山田コレクション きび美ミュージアム
■1階 刀陶(とうとう)の間
「吉備と出会う ~古代吉備の遺物と備前焼~」
「吉備の真髄と出会う」をテーマに、考古遺物、備前焼、刀剣を展示します。考古遺物は倉敷市酒津出土の弥生土器や円筒埴輪、備前焼は須恵器から近代まで、その歴史を厳選された作品でご紹介。
今回は、江戸時代以降に備前でさかんに制作された「細工物」を特集します。いわゆる備前焼とは異なる印象も受ける細工物ですが、江戸中期から昭和半ばにかけての備前焼苦境の時期を支え、次世代の作家たちを育む土壌ともなりました。細やかに、かつ生き生きと表現された動植物たちをご覧ください。
■2階 有彩(ゆうさい)の間
「吉備の油彩画の輝き ~寺松国太郎の女性像~」
「百花生ず 吉備彩描」をテーマに、地元作家の油彩画を紹介しています。女性像に定評のある、倉敷市出身の寺松国太郎(1876~1943)の作品を展示します。
■2階 翰墨(かんぼく)の間
「吉備の儒者たち ~茶山(ちゃざん)・山陽(さんよう)そして方谷(ほうこく)~」
江戸時代の藩校で教鞭をとり、あるいは塾を開設して独自に教育に努めた儒者たちは、学問のかたわら、書道の研鑚にも励みました。武士たちは御家流(おいえりゅう)という和様(わよう)によって筆記していましたが、儒者はここでも中国書法をもっぱらとし、これを唐様(からよう)と呼んで区別しました。
吉備の国にも多数の儒者が輩出し、歴史にその名を残しました。本展ではその中で、特に書道においても大きな足跡を残した、広島藩儒の頼春水(らいしゅんすい)、その子で『日本外史』を著した頼山陽(らいさんよう)、山陽の師で福山に廉塾を創設した菅茶山(かんちゃざん)、さらに備中松山藩士で陽明学者であった山田方谷(やまだほうこく)の書にスポットを当てます。唐様が展開する雄渾の筆致と深い知性を存分にお楽しみください。
[関連イベント]
展示解説
4月14日(金)11:00~、14:00~
講師:魚住和晃(当館副館長)
場所:2階「翰墨の間」
予約不要、要入館料。
第5回聴竹亭茶会「吉備の儒者たちと出会う」
当館副館長による展示解説とともに、茶室にてお茶を召し上がって頂きます。
5月27日(土)
第一席 11:00~
第二席 13:00~
第三席 14:00~
第四席 15:00~
各席10名様(各席1時間程度を予定)
会場:きび美ミュージアム「翰墨の間」および茶室「聴竹亭」(一部立礼席)
会費:2,000円(税込・お抹茶と生菓子付/ミュージアム入館料含む)
きび美倶楽部会員 1,300円(税込・お抹茶と生菓子付 )
限定ショップ
備前焼や虫明焼を始めとした、郷土の注目作家の器などを集めて展示販売いたします。
日時:4月29日(土)~5月7日(日)
営業時間はミュージアムと同じ。
詳しくは当館webサイト、Instagramにてご確認ください。