「森山知己展 水の記憶」10月10日(金)~11月9日(日)

◎期間:2025年10月10日(金)~11月9日(日)

◎開館時間:10:00~18:00

◎休館日:月、火曜日 

※10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)は開館、10月15日(水)、11月5日(水)は休館

◎入館料:無料(常設展(1階)を観覧する場合別途 大人300円 中高生210円 小学生130円)

◎主催:(一財)倉敷山田コレクション きび美ミュージアム

◎共催:岡山県、おかやま県民文化祭実行委員会、(公社)岡山県文化連盟

◎助成:公益財団法人 福武教育文化振興財団 教育文化活動助成

◎協力:倉敷芸術科学大学

◎おかやま県民文化祭共催事業

 

当館では国内外で現在活躍中の郷土作家に注目し、その制作活動を紹介してきました。今回はその第4弾として、日本画家・森山知己(もりやま ともき)を迎えます。

森山は岡山県倉敷市児島に生まれ、東京藝術大学大学院を修了。1996年から吉備中央町に拠点を構えて制作しています。

このたびは、森山がシリーズとして取り組んできた「水の記憶」を中心に展示いたします。森山は、長年にわたり日本画の古典の描法、材料、道具の研究を行い、日本画が持つ美意識、価値観を追求してきました。そうした取り組みの中で生まれた「水の記憶」は、紙や絹、墨、絵具、そして水、といった素材に着目し、それらの特質を生かしながら「水」の持つさまざまな表情を表現した作品群です。当館の竹林庭園に面した会場にて、周囲の自然や光の移り変わりとともにご覧頂きます。

加えて、日本画の制作プロセスや材料などを紹介するスペースを設けます。森山が精力的に行ってきた普及・伝承活動の一端に触れて頂き、日本画の魅力を知って頂こうとするものです。

伝統を踏まえつつ、生き生きとした精彩を放つ森山の「日本画」をお楽しみください。

 

【関連イベント】

日本画ってなんだ?①森山知己による展示解説

10月18日(土)14:00~

講師:森山知己氏(日本画家)

参加費:無料

予約不要

 

日本画ってなんだ?②伝統的日本画体験ワークショップ

日本画の胡粉(ごふん)を練ってみたり、絵具にふれて、日本画の技を学び作品づくりを楽しみましょう。

(1)杉板うちわにたらしこみの技法で季節をえがく

(2)和紙の缶バッジに胡粉(ごふん)で月をえがく

10月12日(日)(1)10:00~、(2)13:30~

講師:原田よもぎ氏(日本画家・倉敷芸術科学大学助教)、潮嘉子氏(日本画家)

定員:(1)(2)各10名

参加費:(1)(2)とも1名様500円

対象:小学生以上(小学4年生までは保護者同伴)

※要予約、きび美ミュージアム電話 0864258080 (月、火曜休館)にて承ります。

 

日本画ってなんだ?③学びの部屋

日本画の制作工程の紹介や材料・道具の展示で、日本画に親しんで頂きます。若手日本画家・原田よもぎ氏、潮嘉子氏による展示コーナーも設けます。(期間中常時)

また10月12日(日)は、倉敷芸術科学大学学生が制作した日本画制作工程のVR映像も展示します。

 

日本画ってなんだ?④対話型鑑賞で日本画を楽しむ

11月2日(日)(1)11:00~、(2)14:00~

講師:当館学芸員

参加費:無料

対象:小学生以上

予約不要