◎期間:2025年4月26日(土)~7月27日(日)
◎開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
◎休館日:月、火曜日
※※4月29日(火・祝)、5月5日(月)、6日(火)、7月21日(月・祝)は開館、5月7日(水)~9日(金)、7月23日(水)は休館。
◎入館料:一般700円 / 中高生500円 / 小学生300円
※当館ウェブサイトでEチケットも販売しております。
※10名以上の団体は2割引 ※車いすで入館される方の介助者は無料
◎主催:(一財)倉敷山田コレクション きび美ミュージアム
■2階 翰墨(かんぼく)の間
高梁市出身の清水比庵(しみずひあん)(1883~1975)。歌人であり、晩年の昭和41年には宮中の歌会始の儀の召人となりました。「毎日佳境」をモットーに日々の暮らしを愛しみ、歌・書・画で表現した比庵の、家族をテーマに展示します。
比庵は勤めをしながら作歌に励んでいました。退職後、請われて日光町長をつとめますが、その座からも退いて作歌に専念しようとした頃、妻が亡くなります。気を落とす比庵でしたが、同じ年に弟とともに第一回野水会展を開催、盛況を呈しました。家族は比庵のよき理解者であり、身近な存在としてモチーフともなりました。妻を詠んだ歌や、弟との合作などを通して、家族やふるさと、身の回りのささやかなものを慈しみ、愛しむ比庵の心をご覧ください。
■1階 刀陶(とうとう)の間
「吉備の真髄と出会う」をテーマに、考古遺物、備前焼、刀剣を展示します。
備前焼コーナーでは、「細工物」を特集します。細工物は江戸~昭和期にかけ盛んに制作されました。獅子、鳥、人物など具象的なモチーフを写実的に形作るのが特徴です。特にデザインや彩色に工夫が凝らされた大型の香炉や置物は、乾燥や焼成の際に壊れたりしないよう、各工程でも細心の注意が払われました。そうした細工物の技と美を、個人コレクションのご協力を得てご紹介します。
会期 4月26日(土)~6月15日(日)
■2階 有彩(ゆうさい)の間
「百花生ず 吉備彩描」をテーマに、地元作家の油彩画をご紹介。倉敷市平田出身の画家・寺松国太郎(てらまつくにたろう)の作品を展示します。
【関連イベント】
「比庵、愛し」比庵孫娘さんによるトーク
比庵と共に暮らし、その日常生活や作歌、作画ぶりを見て来られたお孫さんが、在住されているロサンゼルスから帰国し、比庵と家族について語ってくださいます。
6月1日(日)14:00~
講師:ワーデン充子氏(清水比庵ご令孫)
会場:1階「きび美ホール」、2階「翰墨の間」
予約不要、要入館料。
「比庵、愛し」展示解説
4月29日(火)14:00~
講師:子川さつき(当館学芸員)
会場:2階「翰墨の間」
予約不要、要入館料。
第9回 聴竹亭茶会「清水比庵と出会う」
5月31日(土) 第一席 11:00~、第二席 13:30~、第三席 15:00~(満席)
各席10名様(各席1時間程度を予定)
会場:「翰墨の間」および茶室「聴竹亭」(一部立礼席)
会費:2,000円(税込・ミュージアム入館料含む)
きび美倶楽部会員 1,300円(税込)
玉島松涛園の特製生菓子付き。