「現存ただ一振(ふり) 幻の名刀 宗貞を中心に ―吉備の刀 名品展―」7月14日(金)~10月3日(火)

 

◎期間:2023年7月14日(金)~10月3日(火)

◎開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

※8月11日(金・祝)、12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)は20:00まで延長して開館

◎休館日:月、火曜日

※7月17日(月・祝)、8月14日(月)、15日(火)、9月18日(月・祝)開館

7月19日(水)、8月16日(水)、17日(木)、9月20日(水)休館

◎入館料:一般700円 / 中高生500円 / 小学生300円

※10名以上の団体は2割引

※車いすで入館される方の介助者は無料

◎主催:(一財)倉敷山田コレクション きび美ミュージアム

 

■2階 翰墨(かんぼく)の間

「現存ただ一振(ふり) 幻の名刀 宗貞を中心に ―吉備の刀 名品展―」

吉備国は名刀の産地です。備前・備中は言うまでもなく、備後・美作においても優れた作が生み出されました。良質な砂鉄や燃料に恵まれたこと、流通に至便な地であったことなどが、日本刀づくりが栄えた要因と考えられます。当館の刀剣コレクションを代表する《太刀 銘「宗貞」》(平安末~鎌倉前期・岡山県指定重要文化財)は、備中・古青江の妹尾鍛冶の刀工、宗貞の作です。宗貞の現存例は他に無く、貴重なものといえます。そのほかにも所蔵品より、備前は《刀 銘「備州長船法光作」》、備後は古三原の《刀 銘「備州住正廣」》などを展観します。

 

■1階 刀陶(とうとう)の間

「吉備と出会う ~古代吉備の遺物と備前焼~」

「吉備の真髄と出会う」をテーマに、考古遺物、備前焼、刀剣を展示します。考古遺物は倉敷市酒津出土の弥生土器や円筒埴輪、備前焼は須恵器から近代まで、その歴史を厳選された作品でご紹介。江戸時代以降に備前でさかんに制作された「細工物」を特集しています。

 

■2階 有彩(ゆうさい)の間

「インスピレーション from 沖縄」

倉敷市本町生まれの画家・河原修平(かわはらしゅうへい)が、沖縄をモチーフに描いた作品を展示します。河原は戦前に訪れた沖縄に強い印象を受け、《南国の夢(B)》などの大作を制作しました。色どり豊かに描き出された作品群をご覧ください。

 

[関連イベント]

「幻の名刀 宗貞を中心に」解説講座

7月22日(土)14:00~(1時間程度)

講師:臼井洋輔(当館館長)

場所:1階「きび美ホール」

予約優先、当日参加可能、聴講無料(展覧会観覧には別途入館料が必要です)

 

銘切り実演・販売

日本刀の産地として長い歴史を誇る長船より刀匠をお迎えし、刀の銘を刻む技術で、その場でお好きな文字をプレートに刻んで頂きます。

7月29日(土)、30日(日)10:00~18:00

講師:安藤広康氏(刀鍛冶)

参加費:2000円(税込)

場所:1階「きび美ホール」

予約不要、随時受付

参加者はミュージアム入館料2割引

 

磯谷晴弘寄贈品公開

現代ガラス工芸作家・磯谷晴弘より寄贈された作品をお披露目いたします。

場所:小窓ギャラリー

期間:会期中常時

入館いただかなくてもご覧いただけます。

 

限定ショップ&ナイトミュージアム

限定ショップ: 8月11日(金・祝)~8月20日(日)

ナイトミュージアム:8月11日(金・祝)、12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日) 20:00まで開館を延長。

夏のきび美限定ショップをオープン。備前焼を始めとした、郷土の注目作家の器などを集めて展示販売いたします。

また倉敷美観地区で開催される「ハートランド倉敷」に合わせて上記の土日祝日は開館時間を延長。竹林庭園もライトアップいたしますので、夜のお散歩をお楽しみください。