きび美ミュージアム開館記念展Ⅳ「吉備と出会う」

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きび美ミュージアム開館記念展Ⅳ「吉備と出会う」 開催要項

  • 期間:2022年1月5日(水)~4月10日(日)
  • 開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
  • 休館日:月、火曜日 ※祝日の場合は振替
  • 入館料:一般700円 / 中高生500円 / 小学生300円
    ※Eチケットは当館ウェブサイトで販売しております。
    ※10名以上の団体は2割引 ※車いすで入館される方の介助者は無料
  • 主催:(一財)倉敷山田コレクション きび美ミュージアム
  • 所在地:〒710-0046 岡山県倉敷市中央1丁目4-22「くらしき宵待ちGARDEN」内
  • webサイト:https://kibibi.or.jp/
  • お問い合わせ:Tel/086-425-8080 e-mail/info@kibibi.or.jp

1階<刀陶(とうとう)の間>

「吉備の真髄と出会う」をテーマに考古遺物、備前焼、刀剣を展示します。考古遺物は倉敷市酒津出土の弥生土器や円筒埴輪、備前焼は須恵器から近代細工物まで、その歴史を厳選した作品でご紹介します。刀剣は希少な上古刀や備中刀《太刀 銘 備中国水田住山城大掾大月又七源国重》をご覧いただけます。

2階<翰墨(かんぼく)の間>

「詩思筆才」をテーマに、吉備ゆかりの書画を紹介しています。

今回は「寂厳と犬養木堂」特別展示を行います。

寂厳と犬養木堂(毅)は共に岡山の人。寂厳は江戸時代中期に倉敷連島にある宝島寺の住職をつとめた真言僧で、悉曇学(しったんがく)に多くの業績を残しました。また書を好み、通念を打破した奔放の世界を切り開いて江戸四大書僧の一人に数えられました。今般は本館所蔵の名品の中から精選し、その書風に出会っていただきます。

犬養木堂は第29代内閣総理大臣を務め、五・一五事件で凶弾に倒れた政治家として知られていますが、書に格別の造詣があって、その筆妙は近代日本書道史上に明確に位置づけられるものでした。本展展示の作品には、それがいかんなく発揮されています。また木堂は寂厳の書を高く評価し、世に知らせました。

2022年、寂厳は生誕320年を迎えます。秋に開催予定の生誕記念展に先駆けた企画です。

2階<有彩(ゆうさい)の間>

「百花生ず 吉備彩描」をテーマに、地元作家の油彩画を紹介しています。このたびは装いを新たにし、戦前戦後を通じて昭和期に異彩を放ち続けた倉敷市本町生まれの画家・河原修平(かわはらしゅうへい)と、倉敷市平田の出身で関西油彩画壇の重鎮として活躍した寺松国太郎(てらまつくにたろう)のコレクションから、魅力的な女性像を展観します。